| Up | 「持続」 のダイナミクス : 弁証法 | 作成: 2025-12-09 更新: 2025-12-09 |
この持続のダイナミクスは,弁証法 dialectic である。 弁証法は,つぎの形式: (正, 反)→ 合 ここで, 正=自 反=他 合=(自′, 他′) (自, 他)→(自′, 他′) 「他′」は,「自 → 自'」の巻き添えとして,他も変わることを示す。る ちなみに,ヘーゲルの「大論理学」は,つぎを構想するウルトラ形而上学: 「自が最終的に他を消化して,絶対理念になる」 「持続」のダイナミクスの表現には,「自己参照・自己組織化」もよく使われる。 これは,弁証法を連続にしたものである: ‥‥ →(自, 他)→(自', 他') → ‥‥
自己参照は自己組織化に転じ, 自己組織化は他も巻き込む。 こうして,(自, 他) が (自′, 他′) になる。 そしてこのループが,(自′, 他′) から再び繰り返される。 この連続を 「(自, 他) が (自′, 他′) に呑み込まれる」 と読むと,「ウロボロス」の絵図になる。 また, 「(自, 他) を破って (自′, 他′) が出る」 と読むと,「連続脱皮」の絵図になる。 |