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住 : 要旨
作成: 2019-03-20
更新: 2019-03-20
最上徳内 (1790), p.32
蝦夷土人家宅
有
(
ある
)
とも、生涯所に定居することなし、
漁猟多き地あれば、其の家宅を
棄
(
す
)
て家族と共に器財を
携
(
たずさ
)
えて其の地に行き、又家を作り作業をなす、
是夷人の風俗なり、
且
(
かつ
)
、春夏秋冬に
因
(
より
)
て魚漁のある海浜と無き地とあれば、一年と同所に居ることなし、
只漁猟の多き地を追て仮居し年月を送る故に、生涯居処を定めざるなり。
引用文献
最上徳内 (1790) :『蝦夷草紙』
須藤十郎編『蝦夷草紙』, MBC21/東京経済, 1994, pp.19-115.