Up 保存食 作成: 2018-12-20
更新: 2019-02-08


      高倉新一郎 (1974 ), p.47
    アイヌは、冬季または携帯用に、魚肉・獣肉を細くさいて大量にたくわえた。
    干しにしん・身欠きにしんなどと同じである。
    アイヌは乾燥以外には、たとえば塩蔵法などは知らなかった。
    山菜も乾燥させてたくわえたが、
    うばゆり・くろゆりなどの根の澱粉をとってたくわえた。

      串原正峯 (1793), p.496
    右草飯糧に貯ゆるには、能干て臼にて搗はたきて、
    糟をはかためて餅となし、
    粉をば水干して葛のことく製し貯置なり。
    食するには是を丸め、‥‥‥


    引用文献
    • 高倉新一郎 (1974 ) : 『日本の民俗 1北海道』, 第一法規出版社, 1974
  • 串原正峯 (1793) :『夷諺俗話』
    • 高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻 探検・紀行・地誌 北辺篇』, 三一書房, 1969. pp.485-520.