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高倉新一郎 (1974 ), p.47
アイヌは、冬季または携帯用に、魚肉・獣肉を細くさいて大量にたくわえた。
干しにしん・身欠きにしんなどと同じである。
アイヌは乾燥以外には、たとえば塩蔵法などは知らなかった。
山菜も乾燥させてたくわえたが、
うばゆり・くろゆりなどの根の澱粉をとってたくわえた。
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串原正峯 (1793), p.496
右草飯糧に貯ゆるには、能干て臼にて搗はたきて、
糟をはかためて餅となし、
粉をば水干して葛のことく製し貯置なり。
食するには是を丸め、‥‥‥
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引用文献
- 高倉新一郎 (1974 ) : 『日本の民俗 1北海道』, 第一法規出版社, 1974
- 串原正峯 (1793) :『夷諺俗話』
- 高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻 探検・紀行・地誌 北辺篇』, 三一書房, 1969. pp.485-520.
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