Up ALPS 処理水の海洋放出 作成: 2024-08-17
更新: 2024-08-17


    汚染水はそのままで廃棄できるものではないから,タンクに保管する。
    タンクは,汚染水タンクも ALPS 処理水タンクも,増える一方になる。
国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス から引用:
2022年5月



    そこで,ALPS 処理水を海水で薄めて,海に流すことにした。
    この希釈処理水を,改めて「処理水」と謂う。
東京電力ホールディングス「廃炉中長期実行プラン2024」, p.12 から引用:


    処理水には,トリチウムがそのまま残っている。
    トリチウムは,除去できないからである。

    海洋放出のロジックは,「薄めれば安全」。
    「薄めれば安全」とはどういうことか?
    トリチウム水が体に入るということは,細胞に入るということであるが,この量は少ない。
    被曝で損傷する細胞は,全体のうちの僅かである。
    そして,確率から考えて,損傷する細胞は潰しが効く細胞である。
    ──細胞は,もともと寿命がある。

    薄めても,何度も海に流せば,蓄積しないか?
    これに対しては,「海は広くて大きい」と返すことになる。