Up 生態系における位置 作成: 2024-04-13
更新: 2024-04-13


      ミミズの意外な真実「ミミズの生態系における役割について」から引用:
      ミミズが食べる有機物や微生物は団粒状の糞土となって排泄され、植物にとって栄養たっぷりのふかふかした土になります。
      ミミズが掘り進んだトンネルは、水や植物の根が通りやすくなると共に、空気の通り道にもなり、そのため、土中の微生物は活発になります。
      微生物が活発に働くと有機物の分解が速い速度で進行し、森林の浄化も進みます。
      ミミズは摂食し、数時間で有機物を粉砕します。
      粉砕された有機物は断片化され、表面積が増えます。
      ミミズが食べて細かくなったものを、ダニやトビムシが食べて粉々にすると、微生物が働きやすくなります。
      ミミズの腸内では微生物との共生が行なわれます。
      微生物は体外酵素で分解を促進します。
      ミミズの団粒糞土が排出されて数日経つと、糞の中の有機物の分解が進みます。
      数カ月経つと、ミミズの団粒糞土の中の酸素が欠乏し、微生物の活動が弱まることで、土壌中に炭素が蓄積します。
      ミミズが土中を移動することで有機物も移動します。
      更には数年から数十年という単位で土壌の物理構造が変化します。
      土壌の質も変わるため、植物の成長などにも影響を与えます。

        同上から引用:
        重金属や農薬などに汚染された土壌に棲んでいるミミズは、摂りこんだ汚染物質を体内で濃縮し(生物濃縮)、しばしば毒ミミズ化する‥‥‥