Up 「速さがある」: 運動がなめらか (局所的に線形) 作成: 2010-10-25
更新: 2010-10-25


    経過時間aにおける速さがあるとは,つぎのようになっているということである:
    1. aの前後の経過時間t1 <t2 をとる。
      Δt=t2 ーt1 とおく。
    2. 1 からt2 の間の移動距離をΔd とする。
    3. このようにΔt , Δdをとっていったときに
               
      が存在する。
    そして,v= がaにおける速さである。

    これは,aの近傍では速さvの等速運動になっているということを意味する。
    そしてこれは,<時間─距離>のグラフがaにおいて「局所的に線形」ということである。


    「局所的に線形」は,連続であって角(かど)がない状態,すなわち「なめらか」な状態である。 「なめらか」は,「局所的に線形」の意味で数学用語になっている。

      「なめらか」と「局所的に線形」の符合: