Up 経験の一回性 作成: 2015-01-15
更新: 2015-01-15


    自分のカラダ (能力) に関して,「‥‥をやっていたらどう変わっているだろう」の問いを立てたくなる。
    また逆に,「‥‥をやっていなかったらどう変わっているだろう」の問いも立てたくなる。

    しかし,「‥‥をやっていたら」は,いまのカラダに部品を追加するふうにはならない。
    ‥‥をやっていなかったら」は,いまのカラダから部品を減じるふうにはならない。

    <‥‥をする>は,成長を構成している。
    <‥‥をする>と<‥‥をしない>は,それぞれ別の成長に進むことである。
    特に,<‥‥をする>を含む成長がつくるカラダは,<‥‥をする>を含まない成長がつくるカラダに何かを追加したものではない。
    <‥‥をする>を含まない成長がつくるカラダは,<‥‥をする>を含む成長がつくるカラダから何かを減じたものではない。

    こうして,成長において経験は,一回性である。