授業のゴールは,生徒の<わかる>である。
<わかる>を実現するために,<わかる>を実現するプロセスをつくる。
<わかる>を実現するプロセスづくりが,授業づくりである。
<わかる>を実現するプロセスは,理にかなったプロセスとして,理詰めでつくるものになる。
授業構成は,理詰めの結果である。
理詰めの結果としての授業構成は,自ずと一定の形をとる。
これは,「導入・展開・まとめ」として整理される。
「導入・展開・まとめ」は,「生徒の<わかる>を実現するプロセスは,必然的にこの形になる」を示したものである。
これは,つぎのようになる:
- 「導入」
- 学習主題を「標題」の形を以て明示する。(「学習主題」)
- 主題がどのようなストーリーの中に位置づくものかを示す。 (「主題の意味」)
- 本時の学習の目的とゴールを明示する。(「本時の学習の目的とゴール」)
- 既習内容として用いるものの明示と押さえ。(「既習の押さえ」)
- 「展開」
- 「主題へのアプローチとなる作業課題」の導入を明示的に告げ,そしてこれを提示する。(「導入問題」)
- 課題に取り組ませる。
- 作業状況の回収として,主題の数学的定式化 (定義ないし定理) に導く。(「主題の数学的定式化」)
- 数学になった主題を身につけるための作業を課す。(「練習」)
- 学習評価 (「小テスト」)
- 本時の学習ゴールに到達したことの確認 (「ゴール到達」)
- 「まとめ」
- 授業の振り返り・まとめ (「まとめ」)
- つぎのステップ (「次時の授業内容」)
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