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Dawkins (1989), p.226
‥‥ カピの仲間に見出されるようにある原始的な生物では、ある種の有性生殖はみられるものの、雄性と雌性が存在しない。
同形配偶 isogamy と呼ばれるこのシステムでは、個体を雄雌に区別することが不可能なのだ。
どの個体も他の任意の個体と交配できる。
精子と卵子という二種類の配偶子はみられず、性細胞はすべて同じものであり、同形配偶子 isogamete と呼ばれている。
減数分裂によって造り出された同形配偶子が二個合体することによって新個体ができるのである。
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- 引用文献
- Dawkins, Richard (1989) : The Selfish Gene (New Edition)
- Oxford University Press, 1989
- 日高敏隆・他[訳]『利己的な遺伝子』, 紀伊國屋書店, 1991.
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