Up 「物体の温度」の中身──波動 作成: 2023-05-13
更新: 2024-07-27


    「温度」は,「乱雑さ」から導かれた。
    また,「乱雑さ」を「熱エネルギー」と呼ぶことにした。
    この「温度」は,「乱雑さ」の単調減少関数で,「乱雑さ」が最大のところで0になる。

    物体の温度は,どう見たら,この「温度」になるか?
    以下のように見る。
    物体の粒子に対し,「励起状態」とか「エネルギー状態」を想う。
    ──意味不明だが,ここは目をつぶる。

    一般に,物体の粒子は,それぞれの励起状態が同じではない。
    この「励起度の凸凹」に,「乱雑さ」を適用する。
    即ち,「粒子間で励起度の凸凹が大きい」が,「布置の偏りが大きい」であり,「乱雑さが小さい」である。


    励起度が違う粒子間には,光子のやり取りが現れる:
    物体の温度は,<光子やり取りの平衡状態>の相と解釈される。
    即ち,温度が違うとは,光子やり取りの平衡状態が違うということ

      粒子間のエネルギー準位の偏りが大きい
      移動する光子の量が多い
      :温度が高い
      粒子間のエネルギー準位の偏りが小さい
      移動する光子の量が少ない
      :温度が低い
      粒子間のエネルギー準位の偏りが無い 
      光子の移動が無い
      :絶対零度


    こうして,物体の温度は,「温度」になる。