Up 「カリキュラム」の意味とエコロジーの確認 作成: 2010-02-27
更新: 2010-02-27


    カリキュラムの検討・議論では,当然のこと,「カリキュラム」の意味が理解されていなければならない。
    大学での学生の学習は,科目履修の形で行われる。 カリキュラムは,学生の科目履修行動のフレームになるものである。 このフレームは交通のフレームということになり,よってカリキュラムの整備・管理・運用・再編は,道路の整備・管理・運用・再編である。

    つぎに,カリキュラムのエコロジー的意義が,理解されていなければならない。
    いまのカリキュラムは,伝統の上にある。 これは,<環境>である。
    カリキュラムをいじることは,環境をいじることである。 そして,環境をいじるときには,環境破壊が問題になる。

    ひとが環境をいじれば,必ず環境破壊になる。 なぜなら,環境は複雑系であり,環境をいじることで何が起こってくるかを推理・計算することは,人の力に余る。 そして実際に,想定外の事態が「環境破壊」として生じる。