Up 「本末転倒」行動の集団心理と個人能力 作成: 2009-12-20
更新: 2009-12-20


    「本末転倒」行動は,(1) 集団心理と (2) 個人の能力の二つの要因で考えていくことになる。

    ここで,「個人の能力」とは,つぎの形の論になるところのものである:
    「本末転倒」は,自分が立っている足場を壊そうとする行為である。 なぜこの愚を犯すかというと,自分の足場は見えないものだからである。 ひとは,見えないものを,無いものにしてしまう。
    翻って,見えないものを見るようにするのが,学習である。 見えないものを見ることができるのは,意志とかセンスの問題ではなく,学習・経験の問題である。 自分の足場が見える・見えないは,学習・経験の問題である。