「本末転倒」行動は,(1) 集団心理と (2) 個人の能力の二つの要因で考えていくことになる。
ここで,「個人の能力」とは,つぎの形の論になるところのものである:
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「本末転倒」は,自分が立っている足場を壊そうとする行為である。
なぜこの愚を犯すかというと,自分の足場は見えないものだからである。
ひとは,見えないものを,無いものにしてしまう。
翻って,見えないものを見るようにするのが,学習である。
見えないものを見ることができるのは,意志とかセンスの問題ではなく,学習・経験の問題である。
自分の足場が見える・見えないは,学習・経験の問題である。
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