Up 時代の変化が「差別する者」をつくる 作成: 2014-11-18
更新: 2014-11-18


    公立福岡女子大に入学願書を受理されなかった男性が「違憲」と提訴へ,が報道されている。
    入学願書が受理されなかったことを,「差別」としたわけである
    大学側は,女子大でやってきたことの歴史を,自分の理として立てる。

    「これまでこれでやってきた」は,時代の変化で「差別」になる。
    セクハラやアカハラによる懲戒免職を身近な同僚で見てきたが,このケースである。

    一般に,「これまでこれでやってきた」は,時代の変化で「犯罪」になる。
    研究費プールのあの手この手は,昔は「智恵」であったが,今は「犯罪」である。
    「年度末経費消化」は,昔は「智恵」であったが,今はれっきとした「犯罪」である。

    構造的に,若い者は「差別する者」にはならない。
    「差別する者」になるのは,「これまでこれでやってきた」を自分の理にしている年のいった者である。
    その者は,「えっ,うそー」といった感じで「差別する者」になってしまうのである。