Up 倫理を説く者 : 要旨 作成: 2014-12-25
更新: 2014-12-25


    倫理を説く者は,倫理を一般命題で述べる。
    一般命題は,多様な特個にあてていくとき,自家撞着する。

    これは,倫理を説く者は自分の世界を一般にしている,ということである。
    その世界を拡げれば,倫理はたちまち自家撞着する。

    翻って,倫理を説く者は,「自家撞着を思わない」を体質にしている者である。
    自家撞着に対し,これを思考停止して済ませることのできる者である。
    そういうカラダ (癖) をつくってきている。


    「倫理」の授業者は,授業において自分の一面的思考癖を現す。

    この一面的思考癖に,「専門は狭量」が重畳する。
    授業者は,専門をやっている自分の型を,授業にそのまま出す。
    これは,自分を「狭量の者」として示す格好になる。