太陽風が届く範囲の空間を,太陽圏と謂う。
太陽圏には外から銀河宇宙線が進入してくるが,この量は太陽風を伴う太陽活動とつぎの相関がある:
太陽活動極大期に,銀河宇宙線量は最小
太陽活動極小期に,銀河宇宙線量は最大
こうなるのは,太陽風がつくる磁場が,宇宙線をブロックすることになるからである。
(宇宙線は荷電粒子であるので,これの飛行は電流。よって磁力に曲げられる。)
Svensmark (2008), p.42
引用文献
Svensmark, H., Calder, N. (2008) :
The chilling stars - A new theory of climate change
Totem Books, 2008.
桜井邦朋[監修], 青山洋[訳]『"不機嫌な太陽" ──気候変動のもうひとつのシナリオ』, 恒星社厚生閣, 2010.
参考Webサイト
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